現在は自動入札の活用は当たり前になっていて、この機能をうまく活用することが効果を上げる上でも重要となっています。
そんな自動入札は日々進化していて、いろいろな機能が出てきています。その中でも本日は皆さんが活用する上で役に立ちそうな機能をご紹介します。
アップデートされたシミュレーション機能
以前から[キャンペーン]タブで、以下の箇所をクリックすると、シミュレーションを見ることができました。
ここでは目標値を変えた場合、どの程度コンバージョンや費用が増えるのかを見ることができましたが、これまでここの計算は過去7日間のキャンペーンデータに基づいており、「目標を変えていたらこういう結果が得られたであろう」という過去の掲載結果のシミュレーションしかできませんでした。
つまり、これまでは未来の掲載結果の予測はできていなかったということです。
2020年11月にアップデートがあり、現在は未来の掲載結果を予測できるようになっています。
シミュレーションでは、7日から90日の任意の期間を選択することで、予算や目標を変更した後に掲載結果がどのように変化するかを見ることができます。ここで変更後の成果を把握した上で、変更を加えることができるようになりました。
後追いで発生するコンバージョンを予測する
同じく[キャンペーン] タブで [コンバージョン] 列にあるコンバージョン数にカーソルを合わせると以下のようにコンバージョンに至るまでの期間が確認できます。そして、同期間内で最終的に何件CVが増えるかも確認できます。
ちょっとわかりにくいのですが、以下のようにコンバージョン数が”黒字で下に点線あり”で表示されている場合、見ることができます。
皆さんご存じのように、Google広告はコンバージョンした日に件数が計上されるわけではなく、クリックした日にさかのぼってコンバージョンが計上されますので、過去日のコンバージョンが増えていきます。各キャンペーンでコンバージョン達成までの期間はどれぐらいなのか、最終的にどれぐらいのコンバージョン数になるのか、この機能を使えば簡単にわかります。
コンバージョンの変化の要因を把握する
同じく[キャンペーン]タブでコンバージョン数が”青字で下に点線あり”で表示されている場合、どういった要素がコンバージョン数に影響を与えたのか詳細を見ることができます。
どういったキーワードでコンバージョンが増えたのか、追加したキーワードで増えていた場合もここで確認できます。コンバージョンが増減している要因が何なのかはっきりわからない場合、ここを見てみると良いでしょう。
なお、この機能はコンバージョンだけではなく、費用の列でも見ることができます。
まとめ
自動入札は日々色々とアップデートされていて、以前よりもいろいろなデータを簡単に見ることができるようになっています。これらの機能をうまく使えば、日々の改善活動の時間も短縮できると思いますので、まだ使ったことのない方はぜひ活用してみてください。
ではまた。
Junichi Nakamura
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