店舗集客はGoogle ビジネス プロフィールを使用するケースが多いかと思います。複数の店舗をお持ちの場合は、紐づけている店舗すべてに配信すればよいですが、中には閉店した店舗が含まれていることあり、広告を配信する際には注意が必要です。今回は特定の店舗のみに広告を配信したい時に使用する「地域グループ」についてご説明したいと思います。

地域グループとは

地域グループとは、Google ビジネス プロフィールに登録されている店舗を、個別にグループ化したもので、特定の店舗のみに広告配信したい場合などに使用します。

地域グループは「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」単位で設定することができ、キャンペーンの目的に応じて広告配信する店舗を割り当てることが出来るようになります。

地域グループとフィルタリングについて

たとえば、東京にある全店舗を対象とする実店舗の目標に基づく P-MAX キャンペーンを実施しているとします。まずは、東京のすべての店舗を含む新しい地域グループを作成します。東京都全体を対象とするキャンペーンを設定したら、作成した地域グループをキャンペーンのターゲティング設定に適用します。この地域グループは、実店舗関連の目標が設定された P-MAX などのキャンペーンと広告グループに使用できます。

ツール>共通ライブラリ>地域グループ から設定が可能です。

地域グループの設定方法

設定方法は下記のとおりです。

1.地域グループを作成

まずは広告管理画面の「地域グループ」から新規で作成します。

ツール>共通ライブラリ>地域グループ

ビジネスプロフィールに登録された店舗から、配信を希望する店舗を選択します。地域グループ名はグループ化した内容を明記する形が良いかと思います。

2.キャンペーンに地域グループを紐づける

作成した地域グループを該当するキャンペーンに紐づけます。

 

3.住所アセットも併せて変更する

地域グループを設定した際は住所アセットも合わせて変更するようにしましょう。キャンペーンで設定した地域と住所アセットが異なる場合、他店舗の住所アセットが表示されてしまう可能性があるためです。

 

地域グループの活用ケース

地域グループを使用するケースとして、考えられるものをいくつかご紹介します。

閉店店舗のみを集めた地域グループを作成して広告を配信

Google ビジネス プロフィールに登録されているものの閉店などの理由で配信を行いたいくないケースがある場合。地域グループを使用することで閉店した店舗は除外することが出来るようになります。

開店して間もない店舗のみを集めた地域グループを作成して広告を配信

認知度が低い新規店舗がある場合。新規店舗のみを集めた地域グループを作成することで、新規店舗に特化して広告を配信することができるようになります。

 

今回は以上となります。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。