以前記事でGDNからXを配信面から除外する方法をまとめましたが、直近Xの除外が通常の方法ではできなくなっていることが分かりました。
2024年11月頃までは左側メニュー「コンテンツ」から「プレースメントの除外」⇒閲覧の検索窓に「X.com」を入力するだけでアプリが表示されていたのですが、現在はX.comと入力してもアプリが表示されなくなっています。
急にXのアプリが表示されなくなってしまったので疑問に思っていたのですが、Google広告のサポートに問い合わせてようやく新たな除外方法が分かったので、皆さんに共有したいと思います。
今回はP-MAXの配信でX面への配信を除外する想定でまとめていきますが、他の広告メニューでも基本的な手順としては同じになりますので参考にしてみてください。
P-MAXのプレースメント除外は「アカウント単位」のみ
まず前提として2024年12月現在、P-MAXのプレースメント除外はアカウント単位のみでしか設定ができません。
キャンペーン単位での除外ができないため、P-MAXでは除外したいという場合は、広告アカウント全体でX面には配信しないという方針にするしかないということになります。
このあたりは注意が必要です。
またP-MAXのプレースメントレポートは、現状各プレースメントごとのインプレッションしか確認できず、クリックやコンバージョンなどの成果は分かりません。
一方でインプレッションが伸びているということは一定の成果が出ているとも考えられるため、X面への配信除外は慎重に検討する必要があるかと思います。
除外後はインプレッションやコンバージョン数が大きく変化していないか特に注視する必要がありそうです。
解決方法:直接アプリのIDを入力する
それでは回答ですが、プレースメントの除外の項目の「入力」からプレースメントを直接指定する形で除外していきます。
アプリを除外する場合は下記を入力してみてください。
- iOSのXアプリ:mobileapp::1-333903271
- AndroidのXアプリ:mobileapp::2-com.twitter.android
入力するとXのアプリが表示されるかと思いますので、これで保存するとX面への配信が除外できます。
続いてXのウェブサイトの除外です。
- twitter.com
- X.com
この2つのドメインを除外することでXのウェブサイトへの配信も除外できます。
アプリだけでなくウェブサイトへの除外も実施するのであれば追加で入力しましょう。
まとめ
X面へ配信が拡大したことで成果が伸びることもある一方で、商材やサービスによってはXへの配信を実施したくないケースもあるかと思います。
また広告の表示方法などが通常とは異なるため、広告の内容によってはユーザーに違和感を与えてしまう可能性もゼロではありません。
直近X面への配信が伸びているアカウントが増えているため、しっかりとプレースメント別の成果を確認しつつ、X面への配信を実施するかは慎重に検討していきましょう。
Keisuke Asou
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