通販の商材の販売促進を担当している方であれば、販売チャネルの拡大の方法の1つとして「Google広告のショッピング広告」を検討したことがあるかもしれません。Google広告のショッピング広告は「Google検索の検索結果ページに商品画像付きで広告を掲載できる広告メニュー」であり、通販にとても相性の良い広告メニューの1つです。そんなGoogle広告のショッピング広告ですが、「基本的には定期購入するものには対応していない(※一部の例外あり)」為、上手く活用しきれていない広告主もいるのではないかと思います。そこで今回は「定期購入の通販の商材でショッピング広告を広告配信可能なのか?」というお題で話していきます。
回答:普通にやると広告配信不可能だが、工夫をすれば広告配信可能
定期購入の通販の商材でショッピング広告を利用することは、基本的には不可能となります。そのようなポリシーがありますので、どうしようもありません。しかしながら、ポリシーの内容を理解した上で工夫をすれば、定期購入の通販の商材でもショッピング広告の広告配信をすることができるようにすることも可能ではあります。ポリシー違反するのではなく、ポリシーを守った上で対応していくことが可能です。
方法:買い切りの商品を企画・用意・販売すれば広告配信が可能
定期購入の通販の商材でショッピング広告を広告配信したいのであれば、そのままの商材では無理ですので、商材を「買い切りの商品」に変えていく等しましょう。例えば、定期購入のダイエットサプリメントを売っているのであれば、「買い切りの1週間分のミニパッケージ」を用意してショッピング広告を利用して通常のダイエットサプリをアップセルすることが考えられます。また、「ダイエット関連のサプリメント以外の買い切り商品」を用意してショッピング広告を利用してからダイエットサプリをクロスセルするという方法も手かと思います。何はともあれ、ポイントは「買い切りの商品を企画・用意・販売する」ことであり、その後に「アップセル」「クロスセル」するというやり方があります。
補足:稀に定期購入商品の通販のLPでショッピング広告が広告配信されてしまうことがある
定期購入商品の通販のLPでショッピング広告を配信できていることがあります。しかしながら、それは「たまたま審査を通過してしまっただけ」であり、審査をご担当されているGoogle社の方に見つかれば「不承認にされてしまう可能性がある」ということを覚えておきましょう。そして、「たまたまを狙うこと=運任せな方法」と言えますから、競合他社が定期購入商品の通販のLPでショッピング広告を配信できていたとしても、同じことをやろうとするのは避けるのがよいです。
今回は以上です。Google広告において、検索連動型広告に加えてショッピング広告を実施することができれば「Google検索の検索結果ページに広告を2つ同時掲載することも可能」になります。そうすることで見込客に気付いてもらいやすくなり、結果として販売促進に繋がることでしょう。ショッピング広告のルールを理解して、ルールを守った形で上手にショッピング広告を活用していくことをお勧めいたします!
Akira Kodaka
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