こんにちは。
Google広告のP-maxの活用はしてますでしょうか?
通常の検索連動型広告やディスプレイ広告とは違い、
運用レバーが少ないため、成果が悪化した時の対処法に悩まれている方も多いと思います。
今回は、P-maxの成果が悪化した時にまず見るべき箇所について解説していきます。
成果が上がっていた時よりCPCが下がっているのに…
P-maxを運用していて、
成果が良い時よりCPC(クリック単価)が下がっているのに
急に費用対効果が悪くなったなどの経験はないでしょうか。
その時に要因として考えられるのは、
ディスプレイ広告の配信面の変化が挙げられます。
P-maxはご存じの通り、検索連動型広告とディスプレイ広告の両方を配信し、
Googleの最適化エンジンに任せた形で費用対効果を最大化する広告メニューです。
一般的に検索連動型広告のCPCは、ディスプレイ広告のCPCより高価になります。
P-max全体のCPCが下がっているということは、ディスプレイ広告の配信比率が上がっている可能性が高いです。
P-maxでは通常のディスプレイ広告のようにプレースメント(配信先URL)毎の成果を確認することはできませんが、
プレースメント毎のIMP(広告の表示回数)は確認することができます。
確認の仕方は以下の通り。
分析情報とレポート>レポートエディタ>P-maxキャンペーンのプレースメント
成果が良かった期間と成果が悪かった期間のプレースメントの内容やIMPを比較してみて、
成果が悪かった期間にだけIMPが増えている面や新たに配信が増えた面が成果悪化に起因している可能性が高いです。
これまでの経験だと、日本ではあまり見ないドメインやアプリ、youtube面の配信が増えていることが
成果悪化の要因になっている可能性があるので、そのプレースメントを抽出し、アカウント除外を行っていただけると
良いかと存じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
P-maxはGoogleの最適化エンジンを使っているといっても、
そのまま放置で運用していると成果が悪化してしまうことがしばしばです。
出来ることは多くはないですが、このような細かい分析をすることで、
成果改善につなげることができます。
今後、成果拡大にはP-maxは非常に有用な広告メニューになると思われますので、
うまくコントロールしながら成果改善を行っていただけますと幸いです。
Hirofumi Nishi
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