Google広告やYahoo!広告と一緒に実施される機会もだいぶ多くなってきたMicrosoft広告ですが、ディスプレイ広告も存在します。

本日はMicrosoft広告のディスプレイ広告についてご紹介いたします。

配信面は?

Microsoft Edge や MSN(Microsoft Network)のトップページ、Outlook のメール受信ボックスの上部などに広告が表示されます。

Microsoft広告配信面

広告タイプは?

ネイティブ広告(Googleでいうところのレスポンシブディスプレイ広告)とバナー、動画が配信可能です。

デバイスは?

PC、スマートフォン、タブレットに配信可能です。傾向としては検索同様にPC面のインプレッションが多いです。

選択できるターゲティングは?

選択できるターゲティングはGoogle広告とかなり似ていますので、Google広告を実施したことがある人であれば違和感ないものかと思います。

特徴としては、LinkedIn のプロフィールに基づいた特定の業界で働いている人、特定の職種のユーザーを選択できる点です。

オーディエンス

オーディエンス説明
リマーケティングサイト訪問履歴のあるユーザー
動的リマーケティングサイトで特定のアクション(商品閲覧、カート追加など)を行ったユーザー
類似オーディエンスリマーケティングリストに類似するユーザー
購買意向の強いユーザー特定の商材やサービスの購入に繋がりやすいユーザー
カスタマーマッチメールアドレスや電話番号など顧客のリスト
結合されたリスト既存のリストの組み合わせ
インプレッションベースのリマーケティングリスト広告を見たユーザーのリマーケティングリスト

ユーザー属性

ユーザー属性説明
年齢18~24歳、25~34歳、35~49歳、50~64歳、65歳、不明
性別男性、女性、不明
地域国、都道府県、市町村
業界特定の業界で勤務しているユーザー
職種特定の職種のユーザー
会社特定の企業に勤めているユーザー

どういった特徴があるのか?

Microsoft広告のディスプレイ広告における特徴も見ていきましょう。

BtoBに強い

Microsoft Edgeにデフォルトで設定されているBing面に出ることからビジネスユーザーにリーチしやすく、BtoBサービスとの相性が良いです。

クリック単価が安い

ターゲティングや商材にもよりますが、クリック単価数十円単位で掲載可能です。

Linkedinのデータを使える

LinkedInのプロフィールに基づいた特定の業界働いている人、特定の職種のユーザーをターゲティングできます。また、特定の会社名を指定して特定の会社に勤めている人をターゲティング可能です。

業界

職種

気を付けるべき点

Microsoft広告のディスプレイ広告を実施する上での注意点も見ておきましょう。

入稿サイズが特殊

ネイティブ広告を入稿する場合、入稿サイズに特殊なサイズがあります。

1.91:1のみが必須サイズで他のサイズは管理画面上でサイズに合わせてトリミングできるのですが、サイズによってはうまくトリミングできず、中途半端なところで見切れてしまったりします。

サイズについては以下の記事で詳細を書いていますのでご確認いただければと思いますが、1.91:1と1:1(正方形)を用意して、一度管理画面からトリミングしてみて、うまくいかないサイズを追加で用意する流れが良いかと思います。

【Microsoft広告】オーディエンス広告のバナーサイズが変更。入稿済み画像はどうなるの?

Linkedinプロフィールを利用すべきを検討する

LinkedInのプロフィールを使って、特定の業界や、職種の人をターゲティングできるのは強みではありますが、LinkedInは主にビジネス目的で利用されるSNSであり、ユーザー数はFacebookと比べて多くはありません。

2024年時点でFacebookのユーザー数が2800万人に対して、Linkedinは400万人ですので、あまり絞りすぎると配信ボリュームが出ない可能性がある点と、商材やサービスによっては狙っているユーザーがLinkedinを使っていそうか、という点も考慮した方が良いです。

LinkedInのユーザー層の特徴は以下のとおりです。

  • ビジネスパーソン
  • 特に30代から40代の専門職
  • 高学歴・高所得のユーザー多い
  • ビジネスやキャリアに関する情報共有、ネットワーキング、転職活動などが主な利用目的

まとめ

本日はMicrosoft広告のディスプレイ広告についてご紹介しました。

Google広告と似たようなターゲティングを利用しながら、ビジネスユーザーに対して届けやすい特徴があります。比較的安価なクリック単価で配信できますので、ぜひ試してみるとよいでしょう。

ではまた。



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