ショッピング広告の出稿に必須となるMerchant Center。
直近、管理画面の左側メニューに「ショップの品質」という項目が表示されるようになっています。
こちらの内容についてGoogle広告の公式ヘルプの内容を参照しながら、概要を整理していきたいと思います。
ショップ品質プログラムについて
公式ヘルプはこちらをご参照ください。
ショップ品質プログラムは「配送サービス」「返品サービス」「ブラウジングエクスペリエンス」「購入エクスペリエンス」「販売者評価」の5つの項目でスコアリングされています。
測定された各カテゴリについて、0~10 のスコアが付けられ、「低」「中程度」「良好」「かなり良い」「優良」のいずれかの評価が管理画面上で確認できるようになっています。
日本国内でも品質スコアが高まると優先的に広告が表示されたりなどのメリットがあるようです。
また2024年中のリリース予定のアップデートとして、優良ショップにはバッジが付与され、広告表示がより目立つようになる予定とのこと。
ショップ品質の高め方について
各項目でどのようにしてスコアを高めることができるか記載があるので引用してご紹介します。
配送サービス
- お届け日数: 注文商品が購入者に届くまでの日数(API を使用して設定するか、Merchant Center で直接設定可能)。
- 宅配手数料: 購入者が注文商品を受け取る際にかかる費用(商品アイテムの費用を除く)(API を使用して設定するか、Merchant Center で直接設定可能)。
返品サービス
- 返品可能期間: 購入者が商品を返品できる日数(API を使用して設定するか、Merchant Center で直接設定可能)。
- 返品手数料: 購入者が商品を返品する際にかかる費用(API を使用して設定するか、Merchant Center で直接設定可能)。
ブラウジングエクスペリエンス
ブラウジングエクスペリエンスは、ユーザーのショップでの購入体験の快適さをスコア化したものになります。
主に画像の解像度や枚数、サイトの表示速度などが項目としてあります。
- 高解像度の画像: 貴社のウェブサイトから取得された、1,048 ピクセルを超える画像の割合に関する情報。
- 商品アイテムあたりの画像数: 貴社のウェブサイトから取得された、商品アイテムあたりの平均画像数に関する情報。
- ウェブサイトの速度(パソコン): ウェブサイトのパソコン版のコンテンツが完全に表示されるまでの時間。
- ウェブサイトの速度(モバイル): ウェブサイトのモバイル版のコンテンツが完全に表示されるまでの時間。
購入エクスペリエンス
- プロモーションの不承認率: 不承認になったプロモーションの割合(プロモーションを実施して Google に登録した場合のみ適用)。
- 利用可能な電子ウォレットの種類: 貴社のウェブサイトから取得された、利用可能な電子ウォレットのお支払い方法の数に関する情報。
ショップの評価
- 複数の情報源(Google カスタマー レビュー、各種の独立系評価ウェブサイトからのレビュー、ショッピングに関する Google の調査で得たパフォーマンス指標など)に基づいた Google 調整済みの評価。
優良ショップのバッジを獲得するには、すべての指標において他の販売者との比較で高い成果を上げる必要があるとのこと。
また指標はすべて毎日計算され、継続的にスコアが達成されているか確認されるルックバック期間もあるようです。
まとめ
今後リリース予定の「優良ショップ」バッジに関して、購入時のユーザーの行動を変えるほどの影響があるかは正直微妙なところですが、品質スコアは広告表示の優先度に影響してくることからも、しっかりと対応したほうが良さそうです。
同業他社のスコアと自社のスコアを比較しながら、ユーザーの購入体験を高めていけるように地道に改善していきましょう。
Keisuke Asou
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