Google広告の共有予算という機能はご存知でしょうか?

名前は聞いたことがあるけど使ったことはないという方も多いかもしれません。本日はその機能概要とメリット、デメリットをお伝えします。

共有予算とは?

複数のキャンペーンに跨って同じ予算で管理することができる機能です。
例えば、AとBという2つのキャンペーンで1日10,000円の予算で管理したいといった場合に便利です。

共有予算のメリットは?

上述した通り、複数キャンペーンを同じ予算で管理できるため、運用者の予算管理の負荷軽減に繋がります。

また、もう一つ大きいメリットとしては、自動的に設定しているキャンペーン内で予算を再割り振りしてくれる点です。

例えば、AとB、2つのキャンペーンをそれぞれ5,000円の日額で設定している場合、片方の予算が余っても意図的に運用者がもう片方に予算を寄せない限りは予算が余ってしまいますが、共有予算を使うと自動的にもう一方のトラフィックが見込めるキャンペーンに予算を充ててくれます。

共有予算のデメリットは?

個別に予算配分はできないので意図せず、成果の良くないキャンペーンに予算が寄ってしまう可能性があります。本当はAというコンバージョンが多いキャンペーンに予算を多く充てたいといった意図があったとしてもそこは反する動きになる可能性があります。

共有予算の設定方法は?

設定方法は簡単です。

アカウント上部の「ツールと設定」の「共有予算」を選択します。

共有予算

下記画面の+マークをクリック。

共有予算設定②

共有予算を使いたいキャンペーンを一覧から選択。
予算の名前と1日当たりの予算を入力して保存で完了。

共有予算設定③

複数のキャンペーンを一つの予算で管理している場合、この機能を使うと管理工数が削減できそうですね。

一方で意図的に特定のキャンペーンに予算を寄せるということができないため、期待した成果が得られない可能性もあります。

まだ使ったことがない人はメリット、デメリットを理解した上で使用をご検討ください。

ではまた。

The following two tabs change content below.

Junichi Nakamura

前職は大手ネット広告代理店のインターネットプロモーション部門の部長。マネジメント兼プランナー/ディレクターとして、SEM、ディスプレイ領域中心に、業界問わず大手クライアントのプロモーション支援を行う。現場に拘り、コツコツと改善施策を積み上げながら、着実に改善に繋げていく職人。