Googleパフォーマンスプランナーをご存知でしょうか。Google広告を運用している方なら知っている方が多いかと思いますが、広告費用のプランを作成してくれるツールです。
本記事では、パフォーマンスプランナーの概要について説明していきます。
Google パフォーマンスプランナーとは
パフォーマンス プランナーは、CVやCPAなどの目標となる数値を入力することで、これまでの配信実績をもとGoogleが分析し、キャンペーンの数値をシミュレートしてくれる機能です。Googleのヘルプでも詳細を確認できます。
(Google広告ヘルプ:https://support.google.com/google-ads/answer/9230124?hl=ja)
予算の増減によるCVの変化や、キャンペーン設定がキャンペーンにどのような影響を及ぼすかなどがわかります。
パフォーマンスプランナーでできることは以下の3つです。
・予算を変更した際の数値の変動の予測
・複数のキャンペーンにおいての予算配分の予測
・目標CPAで獲得できるコンバージョン数と予算の予測
予算を変更した際の数値の変動の予測
予算を増やした時、減少させた時にCV数やCPAにどういった影響が起こり得るのかを予測して数値で出してくれます。
複数のキャンペーンにおいての予算配分の予測
キャンペーン毎の、成果がより上がる予算配分がわかります。
目標CPAで獲得できるコンバージョン数と予算の予測
設定したCPAでどれだけの獲得が見込めるか、設定した予算に対して目標CPAは妥当な数値なのかをシミュレーションします。
パフォーマンスプランナーには利用条件がある
以下の要件を満たしている場合はパフォーマンスプランナーを利用でます。
検索キャンペーン
・個別クリック単価(CPC)、拡張 CPC、クリック数の最大化、コンバージョン数の最大化、目標広告費用対効果(ROAS)、または目標コンバージョン単価の入札戦略を使用している
・72 時間以上運用している
・過去 7 日間に 3 回以上クリックがあった
・過去 7 日間にコンバージョンが 1 回以上発生した(コンバージョン重視のキャンペーンの場合)
ショッピング キャンペーン(スマートおよび通常)
・過去 7 日間に 100 回以上コンバージョンまたはコンバージョン値を獲得している
・過去 10 日間に 10 回以上コンバージョンまたはコンバージョン値を獲得している
・過去 10 日間有効で、最低費用が 1,000 円以上である
(目標広告費用対効果を採用している通常のショッピング キャンペーンの場合のみ)過去 10 日間、 予算による制限を受けていない
ディスプレイ キャンペーン(スマートおよび通常)
・過去 7 日間に入札戦略を変更していない
・7 日間以上運用している
・過去 7 日間に 5 件以上のコンバージョン(またはクリック数の最大化の場合はクリック数 20 回以上)と 1,000 円以上の広告費用が発生している
・最近予算による制限がない
利用シーン
利用するシーンとしては、インハウスで運用されている企業のご担当様であれば、来期の予算取りに使用したり、代理店の方であれば増額提案として、配信予算をWEB広告にアロケーションしていただく判断材料にするなどが考えられます。
これまでの配信実績を基にGoogleの機械学習によってシミュレーションされた数値のため、ある程度の信憑性はあります。ただあくまで、シミュレーション。その通りになるものではないという事も承知の上で利用しましょう。
まとめ
今回は概要のみの説明でしたが、次回は実践編をご紹介できればと思います。
Googleが提供するソリューションは、使い方がわかりやすく、初めて利用する方も感覚的に使えることが多いです。パフォーマンスプランナーもその一つです。いざ使ってみると割と簡単に使いこなせるかもしれません。
Masahiro Ozeki
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