Google広告で「使っていそうで使っていない機能」の1つに「顧客リスト」があるかと思います。もちろん、活用している広告運用者はそれなりに活用しているのが顧客リストではありますが、Google広告の広告運用の初心者~中級車の方は意外とあまり顧客リストを活用していない印象があります。そこで今回は「顧客リストの基本的な使い方3つ」を以下に述べます。初心者向けの内容ではありますが、初めて顧客リストを使う場合等は役立つ内容になっています。
使い方1.ディスプレイ広告のターゲティングとして顧客リストを使う
既存顧客にアップセルやクロスセルを行いたい場合、この最もシンプルな顧客リストの使い方を検討するでしょう。顧客リストのユーザーのみに狙いを定めてディスプレイ広告を配信するというものになります。これはあまりにシンプルな顧客リストの使い方になりますので、特に詳しい説明は不要かと存じます。
使い方2.P-MAXのオーディエンスシグナルとして顧客リストを使う
コンバージョン獲得目的でP-MAXによる広告配信を行う場合、オーディエンスシグナルに「広告主様のデータ(過去に広告主のビジネスを利用したことのあるユーザー)」を設定すると広告成果が良くなりやすいです。広告主しか持ちえないデータは「機械学習の学習データとしては最高峰に良いデータ」になるからです。そんな「広告主様のデータ」には「リマーケティングリスト(サイト訪問したことがあるユーザーのオーディエンスリスト)」もありますが、サイト訪問したユーザーの中でもコンバージョンまで至ったユーザーのリストである「顧客リスト」の方が機械学習の学習データとしてより質が高いということは容易に想像がつくでしょう。
使い方3.デマンドジェネレーションキャンペーンのターゲティングとして顧客リストを類似セグメントで使う
新規顧客のコンバージョン獲得を促進したい場合に役立つ広告メニューがデマンドジェネレーションキャンペーンですが、闇雲にターゲティングを設定してもさすがに良い広告成果を得ることはできないことが多いでしょう。そこで効果的なのが「ターゲティングとして顧客リストを類似セグメントに設定する」ということです。既存顧客とは異なる「既存顧客と似た属性のユーザー」のみを狙ってデマンドジェネレーションキャンペーンによる広告配信を行うことで、新規顧客へのリーチ拡大・コンバージョン増加の可能性を高めることができます。
今回は以上です。シンプルに顧客リストのユーザーに向けた広告配信を行うだけでなく、他にも活用することができる顧客リストはとても便利ですよね。上記の使い方の中には顧客リストの活用方法としてご存知のものもあったかもしれませんが、もしご存じでないものがあったのであれば、その部分の内容をご参考にして広告施策の幅を広げていただければ幸いです。広告配信の目的に合わせて、上手に顧客リストを活用していきましょう!
Akira Kodaka
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