Google広告を運用している企業様では部署ごとにアカウントを複数お持ちのケースもあると思います。
そういった場合、同じキーワードを購入して掲載がバッティングしたり、いろいろな問題がおきます。
本日はそう言った場合の対策についてお話しします。
同じドメインでも別アカウントだと競合する
Google広告では基本的に1キーワード1ドメインというのが原則としてあります。つまり、同じドメインの複数の広告が検索結果に出ることは基本ありません。
しかし、複数アカウントがあるとオークションでバッティングする可能性があり、競合他社と同様にインプレッションシェアの損失や、CPCの高騰につながる場合もあります。
キーワードを部署ごとに棲み分けていたり、または部署間同士で相互に除外設定をすれば防げますが、大きい会社ですと知らずに同じキーワードを購入してしまうケースもあると思います。
そんな時に登場するのが本日紹介するEquivalent設定です。
Equivalent設定とは?
Google広告ではEquivalent(イクイバレント)設定というものがあります。
これを設定をすると、複数のアカウントが同一広告主のアカウントと見なされて、アカウント同士の競合が起こらなくなります。
注意点
ただし、いくつか注意しないといけない点があります。
営業担当が付いていないと対応できない
一般的な問い合わせ窓口では対応してもらえず、Googleの営業担当経由でしか依頼できないため、営業担当が付いていて複数アカウントを社内で管理している場合、相談してみるとよいでしょう。
インプレッションが減少する可能性がある
オークションでの競合はないとしても、同じキーワードの場合、どちらかのアカウントでしか広告が出なくなるため、いずれか、または両方のアカウントでインプレッションの減少が起きる可能性があります。
どうするのが良いか?
やはり一番良いのは同じキーワードを購入することは避けて、部署間でキーワードの棲み分けをするのが良いでしょう。
基本的に1社で複数の広告枠を押さえることはポリシー違反となるため、同じキーワードは複数アカウントでは購入しないようにした方が良いですね。
Equivalent設定は公式ヘルプページにも載っておりませんので、もしGoogleの営業担当が付いているアカウントでしたら相談してみてください。
ただし、本当にEquivalent設定をするのが良いかは十分な検討が必要です。
ではまた。