化粧品やサプリメントなど、定期購入が前提の商品を扱っている場合、コンバージョンポイントは「新規購入」に設定している方が多いかもしれません。

でも実際には、「一度買って終わり」ではなく、「定期的に購入してくれるユーザーをどれだけ増やせるかがビジネスの成長に直結する」そう考えている企業も多いのではないでしょうか?

とはいえ、「定期購入率がなかなか伸びない…」と悩む場面もありますよね。

今回はGoogle広告のP-MAXキャンペーンで実際に定期購入率が190%もアップした簡単な方法についてご紹介します。

定期購入のオファー、きちんと伝えられていますか?

今回行った施策はとても簡単で、広告クリエイティブに「定期購入の特典」をしっかりと盛り込むことでした。

●%OFFでスタートできる」「初回送料無料」「定期だけのプレゼント付き」など、ユーザーにとって「定期を選ぶメリット」が伝わるよう、視覚的にもわかりやすいバナーや見出しを用意をします。

新規購入自体の数は大きく変わらなかったにもかかわらず、その後定期化してくれる割合が明らかに増加しました。

その理由はP-MAXのアルゴリズムが関係しています。

1. P-MAXは「最も成果が出るユーザー」に最適化される

P-MAXキャンペーンは、GoogleのAIが複数チャネル(検索・ディスプレイ・YouTube・Gmailなど)にまたがって広告を配信し、目標コンバージョンに最もつながりやすいユーザーに自動で最適化していきます。

キャンペーン目標は「コンバージョン数最大化」にしており、CV目標は「初回購入」でしたが、広告クリエイティブを「定期特典を明示した内容」に変更することで、“購入後に定期契約する可能性が高い層”にリーチしやすくなるため、定期購入率がアップしたのです。

2. クリエイティブの訴求軸が「初回の購入動機」に直結

ユーザーが購入を決める際、最終的な後押しになるのが「お得感」です。

「●%OFF」「初回送料無料」「プレゼント付き」などの定期特典を明確に打ち出したことで、“今買う理由”が明確になり、購入へのハードルが下がったとも考えられます。

さらに、購入直後から継続意向の高いユーザーを獲得できたことで、定期化率の向上にもつながりました。

3. 定期特典を訴求することで広告のインテントとLPが一致

Google広告では、「広告→LP→CV」という流れの中でメッセージの一貫性が非常に重要です。

今回、広告クリエイティブで定期特典を訴求し、LPでも同様の特典を紹介していたため、ユーザー体験にギャップがなく、スムーズなコンバージョンにつながったと考えられます。

小さな見直しが、定期購入という大きな成果に

「定期購入を増やしたいけど、何から見直せばいいかわからない…」

そんなときこそ、まずはクリエイティブの訴求内容を見直すのがおすすめです。

特に、P-MAXのような自動最適化型キャンペーンでは、どんなメッセージをAIに届けるか=どんなユーザーを引き寄せるかにも直結します。

私たちも今回の経験を通して、「誰に、どんなメリットを伝えたいか?」を明確にすることの大切さを再認識しました。

もし、定期購入率に伸び悩んでいるのであれば、“定期特典の見せ方”、一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 



adsuke