WEB広告には電話コンバージョンを計測する方法がいくつかありますが、今回は通話時間を計測する方法についてご説明したいと思います。
通話コンバージョンとは
ウェブサイトに掲載された電話番号への電話: ユーザーが広告をクリックしてから、ウェブサイトに掲載されている Google 転送電話番号を使ってかけてきた電話を計測します。最小通話時間を設定し、通話時間がその長さに達した電話問い合わせをコンバージョンとしてカウントします。
架電後の通話時間を計測
Googleが用意する電話番号に変換し、通話時間を計測します。
架電後以降の時間はすべて計測対象の時間となります。自動音声ガイダンスによる番号選択を含む場合は、番号選択の時間を含めた時間が計測対象となります。
通話コンバージョンの設定方法
今回はGTM(Google Tag Manager)を使用した方法をご説明します。
まずはGoogle広告管理画面から。コンバージョンを作成します。
コンバージョンアクションを作成>電話件数>トラッキングする通話の発生元を選択>ウェブサイトに掲載した電話番号への問い合わせ
各内容を設定してきます。
カウント方法
コンバージョンの目的に合わせて設定。
電話番号
該当する電話番号を設定します。もし電話番号が複数ある場合は、それぞれ番号毎にコンバージョンを設定。後ほど注意点でも明記しますが、自社の電話番号を設定していても、ユーザー側にはGoogle広告専用転送電話番号が表示されますのでご注意ください。
通話時間
通話コンバージョンの肝となる個所。架電後、コンバージョンと定義する通話時間を設定します。
商材にもよりますが、会話で何らかのやり取りを行う場合は通話時間は1分以上はかかるかと思われます。通話時間は最低でも60秒以上は設定することを推奨します。
次にGTMの設定方法です。
GTMに入り、タグを新規作成。Google広告「ウェブサイト経由の通話コンバージョン」を選択。
ウェブサイトに記載している電話番号、conversionID、コンバージョンラベルを設定。
conversionID、コンバージョンラベルはGoogle広告管理画面で作成したコンバージョンの下部にある「タグを設定する」から確認することが出来ます。
トリガーは「All Pages」を選択。
これで完了です。
計測する際の注意点
計測する際の注意点をいくつかピックアップします。
- Googleが用意する電話番号に変換する必要があり、ユーザーに表示される電話番号が変わる
- 転送電話経由になるため、電話を受信する広告主側の電話設定次第では非通知電話番号からの着信となる
- ユーザーに表示される電話番号は都度変わる
ユーザー側から見ると見慣れない電話番号となるため、「正規の番号ではないのではないか?」と疑問を持たれる可能性もあるため、計測する際は注意が必要です。
今回は以上となります。
援軍では「インハウス化」を目指している企業様に向けて、初期設定から最適化まで経験豊富な広告運用者が伴走する支援を行っております。興味ある場合は気軽にご相談ください!
「インハウス化」をもっと手軽に。援軍のインハウス支援サービス
Hiroshi Shimada
最新記事 by Hiroshi Shimada (全て見る)
- 【インハウス広告運用】数字が悪いので毎日修正を入れて対応した - 2024-12-27
- 【広告運用×時短】カスタム機能を活用して分析時間を短縮する - 2024-12-27
- 【Yahoo!広告】検索クエリーについてアップデートされた箇所を確認 - 2024-12-23