Google広告では様々なレベルで除外キーワードを設定することができます。キャンペーン単位、広告グループ単位、そしてアカウント単位です。
本日はその中でも恐らく設定頻度が少なく、「あれ?どこで設定するんだっけ?」となりがちな、アカウント単位で設定する方法をご紹介します。
アカウント単位で除外キーワードを設定するメリット
アカウント単位で除外キーワードを設定するメリットをまず理解しておきましょう。
P-MAXキャンペーンで除外設定できる
通常P-MAXキャンペーンに除外キーワードを設定する場合、Google側に除外キーワードリストの紐づけを依頼する必要があります。ですが、アカウント単位の除外キーワードを設定すれば、依頼せずともP-MAXにも適用することができます。
除外キーワードの設定漏れがなくなる
新規のキャンペーンを作成した場合、除外キーワードリストまたは、直接そのキャンペーンに除外キーワードを設定する必要がありますが、忘れてしまうケースもあると思います。
掲載NGのキーワードがある場合、アカウント単位で設定しておけば漏れはなくなります。
アカウント単位で除外キーワードを設定するデメリット
アカウント単位の除外キーワードを設定するデメリットもご紹介します。
最大1,000個までしか設定できない
アカウント単位で設定できる除外キーワードは1,000個までです。そのため、それを超える数を設定したい場合は、除外キーワードリスト、またはキャンペーンに直接除外キーワードを設定する必要があります。
意図しない除外が発生するリスクがある
アカウント単位で設定すると全てのキャンペーンに対して適用されます。意図せず除外キーワードが適用されて、広告が出ないということにならないよう注意が必要です。また滅多に触らない箇所にはなるので、設定したこと自体を忘れてしまう可能性もあります。本当にアカウント単位で設定が必要なのかをしっかり検討しましょう。
アカウント単位の除外キーワードの設定方法
左側の「管理者」をクリックすると、「アカウント設定」の画面が表示されます。
その中の「Negative keywords」という箇所で設定すればOKです。
アカウント単位の除外キーワード設定は慎重に検討しよう
本日はアカウント単位の除外キーワードの設定方法をご紹介しました。
簡単にアカウント全体に適用されるので便利ではありますが、前述したとおり、設定したことを忘れがち、意図しない除外になりがちではあるので、本当に全体に対して設定する必要があるのかを十分検討したほうが良いでしょう。
なお、除外キーワードのマッチタイプも慎重に検討する必要があります。除外キーワードのマッチタイプについては以下の記事もご覧ください。
ではまた、
Junichi Nakamura
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