コンバージョンの定義が「注文」でも「資料請求」でも「問合せ」でも、多くのケースでコンバージョン獲得数を最大化する為にLP(ランディングページ)が活用されています。インターネット広告からの遷移先ページとしてLPを設定しているというのをよく見かけることでしょう。LPは「いわゆる営業マンの役目を果たすWEBページ」であり、コンバージョンを促進するためのコンテンツを網羅した縦長の1ページになっているのが特徴ですね。見込客がコンバージョンするかどうか判断する為の情報が盛り込まれている為、コンバージョン促進目的でLPを活用するのは非常に一般的となっています。が、そんなLPを制作する際に外部のLP制作会社を利用するなら、どのような点を判断基準としてLP制作会社を選ぶのが良いのでしょうか?
コンテンツ
結論:コンテンツの継続的な改善を前提にLP制作してくれるのが重要
LP制作の速度・LPデザインの美しさ・制作費用の安さ等、LP制作会社に求める内容は広告主の各社で様々かと思います。が、重要なのはそれらではありません。重要なのは「コンテンツの継続的な改善を前提にLP制作してくれること」になります。LP制作会社のサービス内容として「LP内のコンテンツの修正・変更を受けてくれる」か「コンテンツ修正しやすいように可能な限りテキストベースでコーディングする等の工夫を提案・実施してくれる」といったLP制作会社を選ぶのが良いです。
理由:いきなり理想のコンバージョン率を叩き出すLPが出来上がるのは稀だから
LP内のコンテンツを何度も修正・変更することを前提にするのは、そもそも「出来上がったLPが最高のコンバージョン率を叩き出すとは限らないし、そのようなことは稀だから」です。LP内のコンテンツの良し悪しは「見込客が決めるもの」であり、広告主やLP制作会社が決めるものではありません。つまり、LPへ集客してから初めて良し悪しが見えてくるわけですし、更に長期的に見れば市場の変化によって見込客の意思決定方法も変化してLP内のコンテンツを修正・変更すべきということも普通に起こります。ですので、LP内のコンテンツは修正・変更を繰り返しながら、その時その時の見込客に合わせたコンテンツを提示していかねばなりません。故に、LP内のコンテンツは継続的に修正・変更することを前提に、それに対応できるLP制作会社を選ぶのが良いというわけです。
補足:料金の安さだけでLP制作会社選びするのは非常に危険
最後に補足です。料金の安さだけでLP制作会社を選ぶ広告主の方が非常に多いですが、気持ちは分かるものの、その意思決定方法はお勧めできません。今回の記事内でも書きましたが、LPは営業マンのようなものです。見込客をコンバージョンへ促すのがLPとなります。業界平均よりも安い賃金で雇用できる営業マンに「事業へ大きなインパクトを出すような圧倒的な売上」を期待できますか、という話です。もちろん、給与が高いだけで成果を出さない営業マンもいますので、料金が高いというだけでLP制作会社を選ぶのも危険ではありますが、少なくとも制作費の安さだけに注目してLP制作会社選びをするのは危険です。安くてもお金は失いますし、更にLP制作完了までにコミュニケーションコスト(時間)も失います。
今回は以上です。LPはコンバージョン促進する上で非常に効果的なものではありますが、上手に活用しなければその効果を最大化するのは簡単ではありません。効果的なものを非効率に活用するのでは本末転倒でしょうし、もったいないですね。多くの広告主にとって、LPを上手に活用する為の第一歩がLP制作会社選びになると思いますから、今回の記事をご参考にして頂き、是非とも良いLP制作会社を見つけ出して下さい!
Akira Kodaka
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