YDAから画像生成AIの機能がリリースされているのをご存知でしょうか?
検索広告やYDAでは既に広告文の自動生成機能が使用できるようになっており、Yahoo!以外の媒体でもクリエイティブの自動生成が使用できるようになってきていますね。
広告運用者の視点で見ると「実際の実務に活用できそうか?」というところが気になるポイントかと思います。
今回は画像生成AIを使用するとどのようなクリエイティブが作成できるかを検証していきます。
画像生成AIの概要
詳細はYahoo!広告ヘルプにも記載されていますので、こちらもご確認ください。
主な使い方としては、特定の画像を元に異なるアスペクト比の画像を生成できるので、複数サイズの画像を用意する手間や時間が削減できるとのこと。
生成AIの機能は「バナー広告」「レスポンシブ広告」の2種で使用でき、それぞれで異なるアスペクト比の画像を生成可能です。
- バナー広告:1:1、6:5、16:9、1:2
- レスポンシブ広告:1:1、1.91:1
使用できる回数は1ヶ月に30回までと決まっているため、計画的に活用する必要がありそうです。
画像生成AIを実際に使ってみる
今回ベースとなるサンプルバナーはこちらになります。
こちらの正方形のバナーを複数のアスペクト比に展開してみようと思います。
広告の新規作成画面では下記のような表示になり、右下に「AI拡張」というボタンがあるのでこちらをクリックします。
最初の1回目は画面上に注意事項が表示されますので、内容を読んだ上で進みましょう。
するとアスペクト比の異なる画像の生成が開始されます。
数秒待つとそれぞれのアスペクト比で3種類ずつの画像が生成されました。
「16:9」や「6:5」のアスペクト比は想定よりも違和感が少なく、活用できそうな印象です。
「1:2」の場合はやや不自然な背景となってしまいました。
生成する面積が広いほど難しく、クオリティにバラつきが出てきそうです。
レスポンシブ広告でも生成をしてみました。
正方形の画像から「1.91:1」の画像を生成します。
「16:9」のバナーのほうが、周りの枠線を消してより背景を自然に生成しようと頑張っていますね。
何度か生成しましたが、割と似たようなものが作成されてしまいました。
バナーのデザインにもよりますが、レスポンシブ広告よりも通常のバナー広告のほうが期待した結果を得やすいかもしれません。
まとめ
今回はサンプルが枠に囲まれたデザインのものだったので、やや難しかった印象です。
ただアスペクト比によってはそのまま活用できそうなものも生成できたので、リソースが限られている場合は重宝するかもしれないと思いました。
最も良いのはしっかりと各アスペクト比の素材を用意することですが、少し背景を伸ばす程度の修正であれば、生成AIでも代用できそうな気がします。
バナーに文字が多く入っている場合は、それらが途中で消えてしまったりするケースもあったので注意が必要ですが、十分実用性はあると個人的に感じていますし、今後より精度が高まっていくのではないかという期待感があります。
使用方法は簡単なので、気になる方は是非1度試してみてください。
Keisuke Asou
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