以前、急に広告が表示されなくなった場合の対処法について紹介しましたが、自動入札が原因でインプレッションが制限されている場合の対処法をご紹介します。

自動入札が原因かも!

自動入札は蓄積されたデータを基にして機械学習が動くため「コンバージョン目標」のデータが少ないとクリック単価が高騰したり、極端に表示回数が減ったりすることがあります。

例えば、入札戦略をコンバージョン数の最大化にした場合、、最低でも28日間(=4週間)で25件以上のコンバージョン(推奨は28日間で100~200件以上)データ量が多ければ多いほど自動入札の最適化の精度が上がっていきます。

ただ、配信当初からコンバージョンがコンスタントに獲得できない場合は、制限が掛かってしまい広告が表示されなくなってしまうことがあります。

実際にあった例をご紹介します。

  • 入札戦略:コンバージョン数の最大化
  • 目標コンバージョン単価:¥10,000

1日の日予算は2万ほどで、配信当初は1日1000以上のインプレッションがありました。ただ、コンバージョン獲得に繋がらず、配信後5日ほどで1日のインプレッションが20など極端に少なくなりました。

数日様子を見ましたが、インプレッションが改善されることはなかったため、目標コンバージョン単価を¥10,000→¥20,000に引き上げたところ、インプレッションは配信当初の数値に戻り、これまでCVにもつながるようになりました。

それまで、CPAが¥20,000台だったのが、目標コンバージョン単価を引き上げてから¥6,000台まで下げることに成功しました。

起こった現象としては「コンバージョンデータが少ないのにも関わらず、目標コンバージョン単価を低く設定したため自動入札が上手く機能しなくなってしまった」ということです。

今回は目標コンバージョン単価を引き上げたことでうまく最適化が進むようになりましたが、他の方法としては手動入札に切り替えて流入数を増やしたり、クリック数の最大化へ変更をしてコンバージョンデータが蓄積され次第、コンバージョン数最大化(目標コンバージョン単価)へ変更していgoogleads

運用でお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください♪

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Ryoko Furudate

子育てとデジタルマーケティングを両立させるママさんディレクター。Google広告黎明期から運用に携わる。女性ならではのきめ細かい対応でクライアントの成果を上げることを得意としている。