3rd Party Cookieの廃止の流れが止まらない、いや止めようがない昨今ですが、欠損してしまうデータを保管する拡張コンバージョンという仕組みも登場しているこのご時世。いたちごっこみたいになっていますが、最近Googleではこの拡張コンバージョンで取得したデータをカスタマーマッチ化してオーディエンス化できる機能が実装されています。
そもそも拡張コンバージョンとは?
Web サイトで取得したユーザーデータ(ファーストパーティーデータ)、例えばメールアドレスや電話番号をハッシュ化して Googleのサーバー に送り、コンバージョン計測を補完する機能です。ハッシュ化とは、もとの情報が何なのかをわからないような文字列に変換することを指します。
拡張コンバージョンでは前述の通り、ハッシュ化しているとは言え、ユーザーのメールアドレスなどを取得しているため、これらをカスタマーマッチのリストでも活用するわけです。
ではその方法とは。
設定方法
Google管理画面の左側はぐるまマークの「管理者」をクリック
アカウント設定の「Customer Match」をクリック
Conversion tagsにチェックがない場合は✔をすることで設定は完了します。
作られたリストをオーディエンスマネージャーで見てみよう
オーディエンスマネージャー上に”●● (Conversion-based)”というデータがあれば、それが対象のリストとなります。例えば以下のようなものが掲出されているはずです。
設定自体は非常に簡単です。しかもこれであれば毎回手動でアップロードしていた作業が必要なくなります。さらに、個人情報を媒体にアップロードをすること自体に抵抗をもっていたアカウントでも、自動連携であればカスタマーマッチのハードルも下がる事間違いなしです。とりあえず、✔を入れとくでも良いと思います。
Masahiro Ozeki
最新記事 by Masahiro Ozeki (全て見る)
- インハウス化とは?運用型広告の内製化を成功させるポイント - 2024-11-01
- 【Meta広告】初心者向け_運用するうえで覚えておきたいこと - 2024-09-09
- 【Meta広告】画像生成AIでクリエイティブを自動生成 - 2024-08-30