Google広告でGDN(Google Display Network)に対してディスプレイ広告を広告配信している広告主はたくさんいると思います。当然ながら、良い成果を出している広告主もいれば、思ったような成果を出せていない広告主もいることでしょう。思ったよりも成果を出せていない場合、何らかの広告最適化案を検討・実行しなければいけないわけですが、その場合の案として「アプリ面への広告配信を除外する」という方法が検討・実行されることがあります。そこで今回は、アプリ面への広告配信を除外する方法(設定手順)とこの方法を実行する理由を手短にまとめてお話しします。
GDNのアプリ面への広告配信を除外する方法
設定したい対象(アカウント or キャンペーン or 広告グループ)に対して「mobileappcategory::69500」をプレースメント除外として登録するだけです。具体的には、Google広告の管理画面の除外設定をする箇所から「プレースメント除外」を選び「入力」から手動で「mobileappcategory::69500」を指定してください。これだけで登録完了です。非常に簡単だということがお分かりいただけたかと思います。
GDNのアプリ面への広告配信を除外する理由
GDNのアプリ面への広告配信を除外する方法は先に述べた通りですが、それを行う理由は何かと言いますと「アプリ面に広告配信した場合に、クリックは得られても、コンバージョンは獲得しにくいということが意外と多いから」です。アプリを使っている時に広告が表示されても、「誤って広告をクリックするケース」や「コンバージョンに対するモチベーションが低いユーザーが広告をクリックするケース」等があり、コンバージョンを獲得しにくいということが少なくないのです。
フリークエンシーキャップを管理するという方法もある
GDNのアプリ面への広告配信を除外するということは、そこで成果を得られる可能性を捨てるということです。今はそこで成果を得られていなくても、広告やLP等を変えることで成果を得られるかもしれません。その可能性を捨てるのがもったいないと思うような場合は「GDNのアプリ面への広告配信は除外せずに、フリークエンシーキャップを管理する」という方法も検討してみるとよいでしょう。「1人のユーザーに対して1日あたり3回の広告表示に制限する」等、フリークエンシーキャップを管理することで1人のユーザーあたりのアプリ面への広告配信量は減るはずです。
今回は以上です。GDNのアプリ面への広告配信を除外するのは簡単ですが、GDNのアプリ面への広告配信を除外することが必ずしも成果の向上に繋がるというわけではありませんので、そのことは頭に入れた上でGDNのアプリ面への広告配信を本当に除外すべきかどうか検討してみてください。必要以上に抑制された広告配信は、逆に成果を低下させることにもなりかねません。ご注意ください!
Akira Kodaka
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