LP変更などの際に現在入稿しているURLとドメインが違うURLに変更するケースが稀に発生します。
そういった時、違うドメインのURLを設定した広告は入稿可能なのか?サブドメインの場合はどうなるのかを解説します。
違うドメインのURLは入稿不可
全く異なるドメインの場合は入稿不可となり、審査落ちします。
Google広告のポリシーで「広告グループ 1 つにつき 1 つのウェブサイト」となっています。

Google広告ポリシーヘルプ:技術要件: 広告グループ 1 つにつき 1 つのウェブサイトより引用
そのため、同一広告グループ内に複数のドメインのURLを設定した広告は入稿できませんので、もしドメインが異なる広告を入稿する必要がある場合は、以下のような対応が必要です。
- 現在入稿している広告を上書きする
- 現在の広告を削除してから違うドメインのURLの広告を入稿する
- 広告グループを複製して、そちらに別ドメインの広告を入稿し、審査終わったら広告グループを切り替える
サブドメインの場合はどうなるのか?
サブドメインの場合は、ドメインが異なるわけではないので良いのではと思うと思いますが、明確にOKとはヘルプページには書いておりません。
Google側に問い合わせても、恐らく問題ないと思うが、審査部門ではないので保証はできないという回答でした。
あくまで弊社側の経験則に基づいた回答になりますが、
「サブドメインであれば入稿可能」です。
ただ、同時に2つの広告(あるドメインと、そのサブドメインの広告)をオンにしたら審査落ちしたという事例もあったため、入稿後に状況をしっかりチェックすることをお勧めいたします。
他の媒体はどうなのか?
Google広告以外のリスティング広告の媒体はどうなのでしょうか?
Yahoo!広告の場合
「現在登録しているサイトの主体者情報」と「別ドメインのサイトの主体者情報」が同一か、異なるかで異なるようですが、同一の主体者であれば、同一広告グループに別ドメインのサイトを登録することは可能のようです。
同一広告グループに別ドメインのサイトを登録することもできますが、サイトとキーワードやクリエイティブとの関連性にご注意ください。サイトとキーワード、クリエイティブ、最終リンク先URLの関連性が低い場合、広告を掲載できません。
現在登録しているサイトとは違う、別ドメインのサイトの広告を出稿できますか?
Microsoft広告の場合
こちらはGoogle広告と同様のポリシーとなっており、同じ広告グループ内に別ドメインの入稿はできません。
以下は表示URLに関するポリシーですが、そもそもレスポンシブ検索広告の表示URLは設定した最終リンク先URLから自動で表示される仕組みのため、別ドメインはNGと解釈して良さそうです。
1 つの広告グループ内の表示 URL は、同一のトップレベル URL ドメインを使用する必要があります。たとえば、Microsoft.com/Office と Microsoft.com/Skype など、複数のフォルダーを持つ表示 URL を広告グループで使用することはできますが、Microsoft.com と Contoso.com などのように、異なるトップレベル ドメインを持つ複数の表示 URL を使用することはできません。
サブドメインについては明確には記載がなかったのですが、弊社見解では大丈夫ではないかと思います。
まとめ
Yahoo!広告以外は基本的に別ドメインのURLを広告に設定することはNGです。
サブドメインに関してはYahoo!広告以外は保証はできないものの、経験則的に「おそらく大丈夫だろう」という回答になります。実際は入稿後に状況をしっかり確認して、万が一審査落ちした時は速やかに対処できるようにしましょう。
ではまた。