Google広告やYahoo広告等のインターネット広告を活用して販売促進等を行おうとした場合、自社に広告運用の経験者が在籍しているなら別ですが、多くの場合は広告代理店への広告運用代理業務の委託を検討するかと思います。そのような場合、必ずと言ってよいほど気になるのが「広告運用代理の料金(手数料)の相場っていくらくらいなんだろう?」ということです。そこで今回はこの「料金に関する疑問」に対する回答を手短に述べていきます。では、いきましょう!
回答:相場は「運用する広告費の20%相当額が基準」と考えれば無難
相場としては「運用する広告費の20%相当額(例:100万円の広告費を運用すると20万円の広告運用代理の料金がかかる)」とする広告代理店が多く、広告運用代理の料金の基準になっているかと思います。ただし、あくまでこれは基準ですので、他の金額の料金も当然存在します。シンプルにこの率が30%・25%・15%・10%といった場合もありますし、一律50万円/月・100万円/月といった場合もあります。また、広告運用代理は運用する広告費の5%相当額でよいが、その代わりに広告代理店の他サービス(広告やツール等)を利用してもらうよう促される場合もあります。このように様々な料金体系があるものの、運用する広告費の20%相当額が広告運用代理の料金の基準と考えておけば大きな問題はないでしょう。
料金は大事だが、それだけで委託先を決定するべきではない
広告運用代理の料金の相場については既に述べた通りですが、料金だけで広告運用代理の委託先を決定することはお勧めできません。広告運用代理の業務は属人的なものが多く、誰に委託するかで成果が全く異なってくるからです。広告運用代理の料金が安くても、広告配信の成果が悪ければ、広告配信している意味がありませんよね。広告運用代理の料金も委託先選定の際の検討事項として大事なものではありますが、それだけを重要視しすぎるのは避けた方がよいです。
チームメンバーを採用するイメージを持つとよいかも
委託先を選定する際は、広告運用代理の料金がいくらなのかということに加えて、「チームメンバーを採用するイメージで選定する」のがよいでしょう。チームメンバーを採用する際には、「チームの課題を解決できそうか」と「年収はいくらか」を踏まえますよね。要は、能力と年収を鑑みて、採用するか否かを決定するかと思います。広告運用代理の委託先もそれと同様に考えると、良い広告運用代理店選定ができるかもしれません。
今回は以上です。広告代理店に広告運用代理を委託する際に料金は必ず確認すべきポイントではありますが、あくまでそれは確認すべきポイントの1つにすぎないということを忘れないようにしてください。料金の高さ・安さだけでなく、「チームの課題を解決する上でどの程度の能力を持っていそうか」ということも踏まえて、チームメンバーを採用する時のように委託先の選定を行うとよいでしょう。
Akira Kodaka
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