2024年9月3日からLINEビジネスIDの2段階認証がデフォルトで「オン」になる予定です。

Yahoo!JAPANビジネスIDでのログイン時もワンタイムパスコードでの2段階認証がデフォルトになっており、LINEも足並みをそろえてセキュリティの強化に本腰を入れてきた形です。

詳しくはLINEヤフー for Businessのお知らせページをご覧ください。

LINE公式アカウントやLINE広告の運用をされている方は、ログイン方法が変更になるのと、登録しているメールアドレスがログインコードを受け取れるかどうかを改めて確認しておく必要がありそうです。

また不要なLINEビジネスIDもこれを機に整理されることをオススメします。

不正アクセス件数が近年大きく増加中

不正アクセス件数推移

総務省、警察庁及び経済産業省の3省庁の合同報道発表によると、2023年に警察庁へ報告された不正アクセス行為の認知件数は前年比およそ3倍6,312件となっており大幅に増加しています。

認知されている件数だけでこの状況なので、恐ろしいほど伸びていますね。

画像引用元:不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況

内訳としては「インターネットバンキングの不正送金」が圧倒的に多いようですが、これらの被害もIDやパスワードを何らかの方法で盗み出され悪用されたケースがほどんどかと思います。

2段階認証を設定していれば事前に防げていた不正送金もあったかもしれませんね。

「2段階認証」を改めて確認しましょう

特にMetaに多い印象ですが、アカウントの不正ログインによって大量のキャンペーン・広告を作成して数百万単位で広告費を使用されてしまったり、広告アカウントが使用できなくなってしまった事例を耳にすることがあります。

話を聞いただけで脂汗が出てきますが、お金を管理している広告アカウントもよく狙われますので、セキュリティ対策はしっかりと実施する必要があります。

代理店としてお客様の保有されている広告アカウントにログインしている場合は、自分たちのアカウントはもちろんですが、お客様のアカウントも2段階認証をしっかりと実施しているか確認することを徹底していきたいですね。

不安に思われた方は、ぜひ広告アカウントの二段階認証の設定状況など、セキュリティ対策を見直してみてはいかがでしょうか?

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Keisuke Asou

前職は福島県の広告代理店に8年間勤務。デザイナーとしてキャリアをスタート後、新規事業となる求人事業や、デジタル広告運用事業を立ち上げ、統括。中小企業や地方自治体のクリエイティブ・マーケティング支援を得意とする。マーケターとして更なる経験を積むため、2022年8月から援軍に入社。日々修行中。