パフォーマンスを追求するデジタル広告の配信手法は大きく4つに分けられます。
- 【検索】指名
- 【検索】一般
- 【ディスプレイ】リマーケティング
- 【ディスプレイ】非リマーケティング
です。この中でも【ディスプレイ】リマーケティング広告は非常に多く使われる広告配信ターゲティング手法です。一度サイトに来たユーザーに対して広告で追いかける手法になるため、確度が高いユーザーの可能性が高くパフォーマンスもよくなりやすいです。
しかし、このリマーケティング広告でもうまくパフォーマンスが上がらない場合はどのような改善方法があるのでしょうか。
サイトに来たユーザーをニーズの濃淡を分類する
リマーケティング広告で既にサイトに来ているといっても、サイトに来たユーザーを更に分類することは可能です。例えば、
- サイトに来た経路
- サイト内での行動
- PV数
- 滞在時間
- 連続訪問回数
- 特定ページの閲覧
- CVに近いページ
- 特定の商品ページ
- 商品のステータス(在庫など)
- サイト内検索
このように非常に沢山のセグメントの分類方法が考えられます。このそれぞれでリマーケティング広告も絞り込んで配信することが可能です。
利用するセグメントの優先順位
このようなセグメントを採用するかはどのように考えると良いでしょうか。答えは、以下の式で考えます。
インパクトの大きさ = 対象のセグメント(分類)のCVRの高さ × ターゲットのサイズ × 実施時の実装工数
対象のセグメント(分類)のCVRの高さ
これは対象のセグメントがどれだけCVに繋がりやすいかの指標です。Google Analytics などで実際にそのセグメントのCVRを計測してみましょう。
ターゲットのサイズ
これは対象セグメントがどのくらいのユーザーいるのかということです。CVRが非常に高いセグメントでも、このサイズが極小であればほとんど施策の意味がありません。
実施時の実装工数
最後に、実際に対象セグメントに広告配信するとなったときにそれが可能か?可能だとしてどれくらい実装工数がかかるかという視点です。サイズもCVRの高さも十分だったとしても、肝心の施策に活かせないと意味がないです。
以上、リマーケティングでパフォーマンスが悪いときの考え方でした。よく「特定ページの閲覧」で「特定の商品ページ」というセグメントを多数動的に利用する「動的リマーケティング」などが利用されることがありますが、これ以外にも色々な方法がありますので、是非検討してみて下さい。
ポール
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