2023年7月にYahoo!広告の部分一致の精度改善があり、以下の記事でもご紹介しました。

【Yahoo!広告】部分一致の仕様変更!シグナル追加で精度改善に期待!

7月10日ですべてのキーワードに適用が完了したとのことなので、実際に精度は改善しているかを検証しました。

前後比較してみた

7月のどのタイミングで適用されているかわからないため、以下の期間で比較しています。

適用前:2023/06/01 – 2023/06/30
適用後:2023/07/10 – 2023/07/31

キーワードはマッチタイプが部分一致のみのキーワードを対象にしてみています。

では、以下が実績です。6月の数値を100として指数化しています。

部分一致で
掲載されたクエリ数
ImpClickCTRCPCCostCV(媒体計測)CVRCPA
A社70.60%71.80%75.00%104.60%100.20%75.10%104.80%139.60%71.70%
B社54.96%57.44%65.14%113.40%104.13%67.83%71.58%109.89%94.76%
C社68.32%66.44%55.30%83.24%101.01%55.86%65.60%118.63%85.15%

「部分一致で掲載されたクエリ数」とは検索クエリレポートでマッチタイプが部分一致となっているクエリの数です。実際は部分一致でキーワード登録していても完全一致、フレーズ一致でも広告掲載されますが、その中で部分一致で広告掲載されたものだけをカウントしました。

期間が違うのと使っているコストも異なりますが、やはりクエリ数は減っています。

伴なってインプレッション数も減っていますが、CTRはC社以外下がっていないため、クリック数はインプレッション数の減少程には減っていません。

そして気になるコンバージョンですが、あくまで媒体計測上でのコンバージョンになりますが、クリック数が減っているため、コンバージョン数も減っています。ただし、CVRは改善しており、CPAも改善しています。

媒体計測のコンバージョン数に関しては、ご存じのとおりクリックした日に遡って計上される仕組みのため、6月のほうが多少有利にはなってしまうかと思います。

数値だけ見ると、インプレッション数、クリック数は想定通り減少してしまいましたが、CVRが改善しているということで精度は改善していそうです。

思っていたよりもコストが減っているため、今後の予算配分の見直しは必要そうですね。

実際のクエリの中身はどうなのか?

実際に精度が上がって変なクエリへの拡張が減ったのか。

現時点では「減ったんだろうけど、またよく分からない」という感じです。

過去は変なクエリに拡張して広告が出ていたりしましたが、これは7月10日以降も見受けられました。こちらはもう少し様子見かなと思います。

部分一致は活用していくべき

これまでYahoo!広告は部分一致の拡張が激しかったため、実施を見送っていた方もいるかと思いますが、数値だけ見ると精度は改善していそうです。クエリの中身は今後も定期的にチェックしていくものの、Google広告にしても除外キーワード設定が全くなくならないわけではないため、精度が改善したとしても定期的なチェックと除外設定は必要ですね。

検索クエリが常に新しいものが生まれていく以上、全てをキーワード化して網羅することは不可能ですので、そういったところをカバーするためにも部分一致は積極活用していくべきかと思います。

ではまた。