2020年5月実績で業務時間の38.8%をGoogleデータポータル(Google datastudio)に捧げている援軍のポールです。企業の経営・マーケティングデータの解析基盤の構築ツールを開発する傍らコンサルティングサービスを提供しています。
今回はGoogleデータポータルあるあるで世界中のデータポータル遣いをイライラさせているエラーの解消方法についてご紹介いたします。
結論だけ先にお伝えすると、「キャッシュを削除して更新」です。
本来NGな計算式で「更新」可能なのに後出しでエラー
下記のヘルプにあるように本来は集計値(緑)と非集計値(青)は同じ計算式内で混在させることはできません。
計算フィールドの追加、編集、トラブルシューティング – データポータルのヘルプ
ただし、画像のように左下に緑のチェックマークがでてこれが許されて「更新」ボタンが押せる場合があります。
これが非常にやっかいで、この本来ありえない事態があとあと大きな問題を生み出す原因になりえます。
次に、先程のNGな状態で保存できてしまったがゆえにその関数を利用する新たな関数がエラーで作成できない事態がおきます。「む!む!なんだ?」といろいろ考えて、先程の過ちに気付き改めてその関数を開いてみると、やはりエラーが出ています。
「最初から言えよ!」って叫びたくなりますが、ここは耐えて修正します。非集計値の緑だけになりました。
エラーを修正するも「更新」不能状態へ突入
「ん!?」まだエラーが出ています。なんででしょうか。ちなみに、これと同じ計算式を一度前に作成したことがあってその時は、普通に保存できていたのです。それが一度エラーの状態で保存してしまったからか正常な状態に直したあともエラーが出続けています。。。
ページ更新したり、何をしようがどうにもなりません。私はこれで30分〜1時間くらいハマりました!
スーパーリロードによるキャッシュ削除で解消
ネット上で調べても日本語の情報は全くないので、英語で調べているとどうもキャッシュのせいでエラーが出続けている可能性があるとのこと。
キャッシュを削除した更新、いわゆるスーパーリロード(Windows : Crtl + F5、Mac : Command + Shift + R)で試してみると、、、
出来ました!うまく行かないときもありますが、根気よくやるとこれが原因の場合は解消します。ぜひ試してみて下さい。
おまけ:通貨が勝手に変更される問題に注意
また、おまけでGoogle データポータルのバグなのかクソ仕様なのかわかりませんが、「通貨(日本円)」にしていた関数を更新すると高確率で「通貨(USD)」になります。
そういうものだと思って、毎回気をつけておき変更後に戻しておくようにしましょう。忘れているといつのまにか、ダッシュボードの表記がUSDになってしまいます。
みなさんのGoogleデータポータルライフに幸あれ!
ポール
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