通販ビジネスを行っている場合、Google Merchant Centerに商品情報を登録していることは少なくないでしょう。Google Merchant Centerに商品情報を登録することで、Google広告にてその商品情報を活用した広告配信を行ったり、Googleのショッピング検索に商品情報を掲載したりすることができますので、商品の販売機会を増やすことができるからです。今回はそんなGoogle Merchant Centerに関する質問として、「Google Merchant Center:正しい価格なのに価格の不一致で商品情報が不承認になっているけど、なぜ?」に回答していきます。
回答:GoogleのクローラーがLPのHTML内を確認して誤った価格を正しい価格と認識しているから
Google Merchant Centerでは、LPのHTMLからGoogleのクローラーが読み取った商品の価格を「正しい価格」として認識されます。その為、LPの見た目に表示される価格(LP上で人間の目に見える価格情報)とGoogleのクローラーが読み取る価格(LPのHTMLに書かれているだけで人間の目には見えない価格情報)で不一致が起こることがあります。人間の目に見えるものとそうでないものの違いで問題が起こるなんて、困りますよね。
対処法:LPのHTML内にある誤った価格の記載を特定して正しい価格に修正する
当然ですが、この目に見える価格情報と目に見えない価格情報を一致させることでこの不承認問題は解消します。例えば、目に見える商品画像に「480円」と書かれているのに、その画像のalt属性の値に「980円」なんて書かれていたら、Googleのクローラーは「この商品は980円だ!」と勘違いする可能性が高いですから、そういった部分を本当の価格情報に書き換えていくということです。HTMLを修正するということ自体はちょっとした手間になるものの、この程度の修正であれば数分で対応完了となることがほとんどではないでしょうか。
その他:商品情報の不承認によりGoogle広告の成果に悪影響が出ているかもしれない
Google Merchant Centerに登録した商品情報を活用したGoogle広告の配信について、当たり前ではありますが、商品情報の不承認によって広告配信の成果に悪影響が出る可能性があります。例えば、広告の表示回数が0回になってしまったり、0回とまではいかずとも広告の表示回数が大幅に減少してしまったりすること等が懸念されます。また、広告の配信のされ方が変わることによって、平均クリック単価やCPA等の重要指標にも悪影響が出るかもしれません。ですので、Google Merchant Centerで商品情報が不承認となったら、関連するGoogle広告の状況も必ず確認するようにしましょう。
今回は以上です。Google Merchant Centerの商品情報で不承認が出て対処法が分からないと非常に困りますし、焦りますよね。しかし、不承認の原因が「価格の不一致」であるなら、トラブルシュートはそれほど難しくありません。この記事に書かれた内容をご参考にしていただき、価格の不一致を早くなくしていただければと思います。Google Merchant Centerを上手に活用して、あなたのビジネスを成長させてください!