初心者向けの記事です。Google広告を運用していると、成果の良いキャンペーンとそうでないキャンペーンが出てくるかと思います。その場合、普通に考えて「成果の良いキャンペーンに多くの予算を投下しよう!」とか「成果の良いキャンペーンの入札単価を引き上げよう!」という判断をすることが多いです。ですが、ちょっと待って下さい。そのキャンペーンの配信を強化しようと設定変更して本当に成果が伸びるのでしょうか?
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インプレッションシェアを確認する癖をつける
キャンペーンの配信を強化しても、既にインプレッションシェアが80%とか90%ある場合、そもそも思ったほど広告表示回数は伸びません。インプレッションシェアとは「広告表示機会のうち実際にどのくらい広告表示したのかの割合」を示す指標であり、インプレッションシェアが80%だとすれば「残り20%分しか広告表示機会は無い」ということを意味します。これでは日予算や入札単価を引き上げても、現状の2倍・3倍と広告配信量は伸びず、結果として成果もあまり伸びないということになりますよね。
成果が良くてインプレッションシェアにも余裕があれば狙い目
先に述べました通り、インプレッションシェアの余裕分が「まだ得ていない広告配信機会」になりますので、成果が良いキャンペーンでインプレッションシェアに余裕があれば、それはシンプルに「狙い目」となります。日予算と入札単価を引き上げれば、その分だけ広告配信量が増えて、基本的には成果も増えていくことでしょう。
成果は良いがインプレッションシェアに余裕がない場合
一方、成果は良いがインプレッションシェアに余裕がない場合もあるでしょう。成果が良いのでどんどん日予算・入札単価を引き上げていった結果、インプレッションシェアが80%以上になっているようなケースです。その場合は、そのキャンペーン自体の広告配信強化は難しい為、「そのキャンペーンと類似した広告配信ができないか?」を検討します。例えば、同じ広告媒体内で類似のターゲティングを導入検討したり、別広告媒体の同一ターゲティングを導入検討したりするイメージです。
というわけで、インプレッションシェアについて簡単にお話しましたが、広告配信は「ビジネス拡大させる為に行う」ことが多いかと思いますので、しっかりと伸びしろを把握してスムーズにビジネス拡大させる為にもインプレッションシェアを確認する癖を是非ともつけて下さい。
Akira Kodaka
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