駄目な予算のヒアリング

広告代理店の担当者がクライアントに、インハウスの広告運用担当者の方が上長に

来月のご予算確定しておりましたらご連絡下さい

このように聞いていたりしませんか?はっきり言ってこれではマーケティングのプロとしては失格です。

理想の予算のヒアリング

予算を確定させたいとすれば、このように問うべきでしょう。

来月のご予算は今月の300万円から100万円増額した400万円が適切と考えていますが、いかがでしょうか?●月●日までに確定して準備を進めたく存じます。増額の意図として、現状の▲▲の施策のパフォーマンスが良く、かつさらに拡大の余地が+100万円分あるためです。結果として、+■■件の獲得を許容CPA範囲内で可能です。ご検討下さい。

正直ここまで論理的に問えないケースも多いとは思いますが、このくらいが理想だと常に意識して考えるようにしましょう。

予算はかくあるべしという意思を持ってマーケティングに取り組む

クライアントや決裁者の上長に予算の執行範囲はある程度幅があったり中長期的にコントロールできることが多いです。そのため。常に、現場のプロにどのくらいのマーケティング予算を確保するのがよいのか?という意見を求めています。そのため、その提言をせずに、予算という成果に最も直結する要素の判断を丸投げするのはプロとしては失格なのです。

常に予算は今月はこの程度必要だったな、来月はこのくらい必要だな、中長期的にはこのくらいあるべきだ、という意識を持つようにしましょう。

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ポール

株式会社 援軍取締役。広告からSEOなどあらゆるデジタルマーケティングに精通するデータアナリスト。徹底的に現場に根付いた、スピーディーでシンプルなデータ分析環境の構築と施策推進を得意とする。 <経歴> 株式会社マイネットでモバイルCRMサービス(後にYahoo! JAPANに売却)のマーケティング部長、モバイルアプリ事業を立ち上げ。Googleで広告代理店営業マネージャーとして国内50社以上の広告代理店のコンサルティング。通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーとして大手企業向けのマーケティング支援に関わる。 twitter : https://twitter.com/paulmakoto