サイト改善にいまや必須となったヒートマップやセッションレコーディング機能。うまく使いたいところですが、この手のツールは計測数がPVで制限が設けられているため、安易にサイトに導入してしまうとすぐに上限に達してしまい分析ができない状態になります。大規模サイトでは本当に注意しないといけないですし、中小規模サイトでもPVが少ないプランを利用している場合は同様に注意が必要です。

Googleタグマネージャーでヒートマップのタグ発火をコントロール

こんなときに便利なのが、Googleタグマネージャーです。普通にヒートマップタグを導入してしまうとPV数がすごいことになるのであれば、間引けばよいのです。

手順を説明します。

1.カスタムHTMLで通常通りタグ設定

2.トリガー All Pages をコピー

デフォルトの All Pages トリガーをコピーして編集します。

3.Random Number でタグ発火確率を制御

ページとしては全ページでタグを発火させます。ここで間引くために変数として「Random Number」を使います。

これは0 から 2147483647 の数字がランダムに設定される変数です。そのため100回に1回に間引くには1/100となる 21474836 より小さい場合を条件に設定すれば良いのです。

これで設定は完了です。簡単ですよね。使いこなして、PVを気にしたストレスから開放された快適タグ管理生活を過ごしましょう!

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ポール

株式会社 援軍取締役。広告からSEOなどあらゆるデジタルマーケティングに精通するデータアナリスト。徹底的に現場に根付いた、スピーディーでシンプルなデータ分析環境の構築と施策推進を得意とする。 <経歴> 株式会社マイネットでモバイルCRMサービス(後にYahoo! JAPANに売却)のマーケティング部長、モバイルアプリ事業を立ち上げ。Googleで広告代理店営業マネージャーとして国内50社以上の広告代理店のコンサルティング。通信テクノロジー業界シニアアカウントマネージャーとして大手企業向けのマーケティング支援に関わる。 twitter : https://twitter.com/paulmakoto