Google トレンドが2026年1月、AI(Gemini)を中核に据えた大規模なアップデートを遂げました。
本記事では、刷新された主要機能と押させておきたいポイントを解説したいとおもいます。
刷新された主要機能
今回のアップデートで最も注目すべきは、GoogleのAI「Gemini」との統合です。
Geminiによる検索クエリ提示
画面右上の「検索語句の候補」ボタンをクリックするとサイドパネルが開き、入力したキーワードに対してAIが関連性の高い比較候補を自動でリストアップします。
例えば「冷蔵庫」と入力すると、Geminiが「省エネ 冷蔵庫」「一人暮らし 冷蔵庫」「大容量 冷蔵庫」といった、今まさに併せて注目されている周辺キーワードを提示。これまでは運用者が自力で連想していた比較対象を、AIがデータに基づき先回りして提示してくれるようになりました。ユーザーの関心が「価格」なのか「機能(省エネ等)」なのか、その広がりを瞬時に把握できます。
最大8個のキーワードを同時に比較・分析
比較可能なキーワード枠が従来の5個から「最大8個」へと拡大されました。この拡充の最大のメリットは、市場全体の勢力図を一つのグラフで完結できる点にあります。
例えば家電業界であれば、自社ブランドに加えて主要な競合5〜7社を同時に並べることで、特定のトレンドが発生した際に「どのブランドが最も選ばれているか」というシェアの推移をリアルタイムに比較できます。また、一つの商品に対して「価格」「口コミ」「電気代」「サイズ」など8つの異なる関心ワードを並べることで、ユーザーがどの要素を最も重視して検索しているかという「需要の優先順位」を正確に特定することが可能になりました。
広告運用における実務メリット
このアップデートは、日々の広告運用はどう変わるのでしょうか?
「仮説なし」でリサーチを開始できるようになった
これまでのリサーチは、運用者の知見から「何が流行っているか」という仮説を持ち、適切なキーワードを打ち込むことから始まっていました。
しかし、Geminiの実装により「2026年1月に売れている家電について教えて」といった自然な質問から分析をスタートできるようになりました。 特定の単語が思い浮かばない状態でも、AIが世の中の検索データから「今、火がついている具体的な商品やテーマ」を提案するため、運用者の知識やバイアスに縛られないリサーチが可能になります。
入力プロンプト:2026年1月に売れている家電について教えて
返ってきた内容:返信内容
「検索意図」を直接確認できるようになった
キーワード単位の検索では、グラフの山を見つけても「なぜ伸びたのか」という理由は別途リサーチするしかありませんでした。
しかし刷新されたGoogle トレンドでは「2025年12月28日週にテレビが急激に伸びているのですが、何があったのか教えてください」といった質問を直接投げることができます。
入力プロンプト:2025年12月28日週にテレビが急激に伸びているのですが、何があったのか教えてください
返ってきた内容:返信内容
AIは「NHK紅白歌合戦」や「特番」といった、その時期に特有の関心事や背景に検索トレンドを表示。
文章形式ではないため、わかりにくさはありますが、急激に伸びた要因についてはすぐに確認できるようになりました。
おわりに
Geminiの統合により、膨大なデータから関連キーワードを探し出し比較・分析する手間を削減できるようになりました。広告運用者は、キーワードの動きを「調べる」という作業時間を短縮できる分、「どう広告戦略に活かすか」というクリエイティブな意思決定に集中できるようになりますね。
今回は以上となります。
