7月にYoutubeのセキュリティ強化による変更が入ります。これまで限定公開していた動画の一部が非公開対象になるというものです。今回はその詳細についてお話ししたいと思います。

2017 年1月1日より前にアップロードされた限定公開動画は非公開対象に

セキュリティ アップデートの一環としておこなわれるもので、2017年1月1日以前にアップされた限定動画は、一律非公開に切り替わります。切り替わる時期は2021年7月23日となります。

古い限定公開コンテンツに対する措置の変更

広告審査落ちする可能性を視野に入れる

Google動画広告の要件には、「公開または限定公開」にする必要があり、もし限定公開で入稿している場合は広告が審査落ちする可能性があります。

Googleが提唱する対処方法は3つ

対処①今回の変更を無効にして、限定公開の動画を現在の状態で維持する

今回のセキュリティアップデートの影響を受けないようにするための対処方法もあります。たとえば動画を第三者のサイトに埋め込んでいる場合など、簡単に修正・変更が出来ない場合などはこの方法で対応することになりそうです。しかし、今回のアップデートによるセキュリティ強化の恩恵を受けることが出来ないため、なるべくは選ばない方がいいかと思います。

対処②限定公開動画を公開動画にする

限定公開を公開にする形で対処することも可能です。限定公開しているということは、限定する何らかの理由があるはずなので、そこを踏まえて選ぶ必要があります。

対処③限定公開動画として新たに再アップロードする

改めて、同じ動画を限定公開動画としてアップロードしなおすという方法もあります。合わせて行う作業としては入稿しなおしが発生するため、既に上がっている動画の量が多い場合は大変ですが、対処方としては一番おススメの方法となります。

まずは今使用している動画広告をチェックしよう

切り替わるまでまだ20日ほどの猶予があります。Google動画広告を入稿している方は、今の内にチェックして対応できるようにしておきましょう。

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Hiroshi Shimada

リクルートにて求人広告制作のディレクター、Googleにてアカウントマネージャーをそれぞれ経験。その後、健康コーポレーション(現RIZAP)にて、WEB施策のデータ分析を行う部署を統括。直近10年はWEBマーケティングに専念しているが、広告領域の業務で言えば22年の経験。オンライン・オフラインどちらの戦略立案・実施・分析においても、知識・経験が圧倒的に豊富なマーケター。