GoogleのAI関連のサービスが数多く登場していますが、対話型AIのGeminiを始め、情報の収集・整理に便利なNotebook LMなど、様々な業務に活用するシーンが増えてきましたね。

個人的に期待しているのがクリエイティブ周りのAIで、特に最近は「Veo 3」に注目しています。

直近Veo 3で「音声付きの動画」が生成できるようになったということで、そのクオリティや使い勝手をレビューしてみます。

さらに、多くの方が気になるであろう「商用利用の可否」と、注意点などについても調べてみました。

Veo 3とは?改めて基本をおさらい

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Veo3はGoogleが開発している最新の動画生成AIモデルで、テキストや画像などで生成したい動画のイメージを伝えると、1~2分程度の短時間で高品質な動画を作成することができます。

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利用にはGoogleの有料プランの登録が必要になりますが、無料プランでも1世代前のVeo 2というAIモデルは(※音声の生成はなし)使えますので、一旦そちらを試してみるとよいかと思います。

価格は恐らく今後頻繁に変更されていく可能性が高く、参考程度になるかと思いますが、2025年8月現在ではGoogle AI Proというプランが月額2,900円~となっています。

なんと大学生は無料で使えるのが羨ましいですね。

Google Workspaceを活用されている場合でもGoogleのAI機能が開放されており、回数に制限はあるもののVeo3なども使用できます。

【実例】Veo 3で音声付き動画を作ってみた

Gemini経由で簡単な作成指示をして、まずは動画を生成してみます。

日本人の男性エンジニアが夜の暗いオフィスで残業しながらコーディングをしている動画を作成して。男性のセリフ「毎日残業で辛い‥もう転職したい!」

上記の簡単なプロンプトで出来上がった素材がこちら。

背景はオフィスというよりは自宅感がありますが、想像よりもセリフや環境音は良い感じ。

疲れた感のある演技も入っていてGoodです。

ただしセリフが英語になっているので、こちらを日本語に直してもらいます。

こちらの動画をベースに、さらにオフィス感のある背景にしてください。あと音声を日本語で出力してみて。

こんな簡単な修正指示をして、1分程度で生成されたのがこちら。

特に指示をしていなかったので男性の顔や服装などが変わってしまいましたが、こっちの方が良さげなので結果オーライ。

若干オフィスっぽくなり、セリフも日本語になりました。

最初の「毎日の残業で疲れた‥」は若干イントネーションに違和感がありますが、その後の「転職したい!」はAIながら名演技です。

すぐにでも転職したいんだなという気概が伝わってきますね。

こんなに簡単なプロンプトや指示でも、クオリティの高い素材を作成することができてしまいます。

もちろん、より細かな指示(カメラワーク、画風、オーディオなど)をすることで更に良い動画ができそうですが、検証できる回数が制限されているのが現状厳しいところですね。

制限がなければずっと生成していたいくらい面白い。

Veo 3の商用利用はできるのか?

商用利用に関して、現状Googleからの公式な声明はないものの、生成AIに関連する規約などを解釈する限りは「商用利用できそう」という意見が多くなっています。

Geminiの回答も載せておきますが、こちらも結局のところGoogle検索上の結果をまとめている部分もあるので、必ずしも正解ではないということに注意が必要です。

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Googleの利用規約によれば、Veo 3などで生成した素材の所有権はユーザー自身にあるとのこと。

ただし第三者の権利侵害: 著作権、商標権、肖像権など、他者の権利を侵害するようなコンテンツの生成・利用はもちろん禁止されています。

実在の人物に酷似した映像や、ブランドロゴを無断で使用するなどの行為には特に注意が必要で、何かしらのトラブルが生じた場合の責任はGoogleではなく、生成した会社・個人が負うことになるので気を付けましょう。

結論として商用利用はできそうではあるものの、最終的には自己責任でという状態なので、可能であれば法務部門等の第三者的なチェックを挟むことが安心かと思います。

まとめ

直近Veo 3をはじめ、動画生成のAIの進化のスピードが非常に速まっており、実用可能なレベルになってきている印象です。

頭の中に強力なアイディアがあり、それを明確に言語で表現できるスキルさえあれば、誰でも高クオリティの動画も作成できてしまうのは驚きです。

あとは商用利用の部分がよりクリアになれば嬉しいところですが、商用利用できるかどうかを迷って足踏みしているうちに、競合との差を付けられてしまったり、今後も頻繁にゲームチェンジが起きる可能性もあるので、リスクを見定めながらも積極的に取り入れつつ、検証をしていきたいところですね。