広告運用を担当している方の中には、毎回手作業でレポートを作成している方も多いのではないでしょうか。手作業でのレポート作成は、時間や正確性の面で様々な課題が発生しやすくなります。本記事では、こうした課題とその解決方法についてご紹介します。
手作業によるレポート作成の問題点
手作業でのレポート作成策定の課題とは何でしょうか。いくつか挙げてみたいと思います。
レポート作成に時間がかかる
広告運用のレポートには問い合わせ数、CPA、CTR、予算消化率など確認すべき指標が数多くあります。これらの指標を一つ一つ管理画面から抽出してエクセルに転記していく作業には時間がかかります。さらに媒体別、キャンペーン別、デバイス別といった切り口で数値を確認しようとすると、その都度フィルター設定を変更して抽出する必要があり、作業時間はさらに増えていきます。WEB広告だけでなくサイト更新やSNS運用など複数の業務を兼務している場合、本来であれば新しい訴求方法の検討やランディングページの改善など成果を高める施策に時間を使うべきですが、数値抽出作業に時間を奪われることで改善業務が後回しになってしまいます。
誤りが発生してしまう恐れがある
手作業でのレポート作成では、データのコピーや貼り付けの過程で誤りが発生する可能性があります。例えば期間の範囲を間違えて抽出してしまったり、Google広告とMeta広告のデータを貼り付ける場所を逆にしてしまったりするケースが起こり得ます。また計算式の参照セルがズレて誤ったCPAを算出してしまうこともあります。
Looker Studioで課題を解決
これらの課題を解決できる一つの方法がLooker Studio(ルッカースタジオ)の活用です。特徴と活用方法を見ていきましょう。
Looker Studioとは
Looker Studioは、Googleが提供する無料のビジネスインテリジェンス(BI)ツールです。Google広告やGA4、Googleスプレッドシートなど様々なデータソースと簡単に連携可能で、ブラウザ上で動作するためソフトウェアのインストールも不要です。
直感的な操作で問い合わせ数の推移グラフや媒体別のCPA比較表を作成でき、専門的な知識がなくても報告用のダッシュボードを構築できます。
一度作成すれば自動でデータが更新される
Looker Studioの最大のメリットは、一度レポートを作成すれば毎日・毎月自動的にデータが更新される点です。Google広告やGA4と連携設定をしておけば、レポートを開くたびに最新の問い合わせ数やCV数が自動的に取得され表示されます。毎月エクセルにデータをコピー&ペーストする作業は一切不要になり、定例会議前の慌ただしいレポート作成作業から解放されます。ただしBigQueryなど高度なデータ処理が必要な複雑な集計は別途設定が必要になる場合がありますが、通常の広告運用で確認する基本的な指標であれば問題なく自動更新されます。手作業によるミスも発生せず常に正確なデータで広告の成果を把握でき、複数の業務を兼務している方でも本来の業務に集中できます。
最後に
手作業でのレポート作成には時間がかかり、誤りも発生しやすくなります。Looker Studioを活用することで、レポートの作成時間を削減することができるようになります。最初から完璧に使いこなす必要はなくて、まずは毎日確認している問い合わせ数やCPAなど、2〜3つの主要指標だけを可視化することから始めてみましょう。小さな一歩が、効率的な広告運用への第一歩となります。
今回は以上となります。
