「Google Analytics で直帰率が激減しているのですが、何か問題が起きているのでしょうか?」
広告運用代行やコンサルティングをしているとこのようなご相談を度々頂きます。どなたであっても直帰率が激減したと聞くと喜ばしいものですが(直帰率とあわせてページビューが多くなっていることがほとんど)、あまりにも極端だと何か異常があるのではと疑いますよね。
このケースでは主に下記のケースが多いです。
- Google Analytics のタグが重複してサイト全体にはられている
- Google Analytics のイベントが非直帰として扱われている
1. Google Analytics のタグが重複してサイト全体にはられている
Google Analytics のタグを複数サイトにはっていると1ページビューでも2回カウントされることがあります。そんなことは発生するわけ無いと思うかもしれませんが、様々な理由でこのようなことが起こります。例えば、
- 1つはページ内に直接タグがはられ、もう1つはGoogle タグマネージャー経由でタグがはられている
- 開発者とマーケティング担当者が別々にタグをはっている(別代理店などもあり)
- Google Analytics用のタグとGoogle広告用のタグで別々に導入していたつもりが、同じタイプのものだった
上記は一例ですが、このケースは多いのでご注意下さい。タグが複数あるかどうかは、Google Tag Assistant というChromeの拡張機能で確認できます。
Tag Assistant (by Google) – Chrome ウェブストア:https://chrome.google.com/webstore/detail/tag-assistant-by-google/kejbdjndbnbjgmefkgdddjlbokphdefk?hl=ja
2. Google Analytics のイベントが非直帰として扱われている
Google Analytics でイベントトラッキングを新規に追加する場合の設定で「非インタラクションヒット」が「偽」になっているとページビューと同じ扱いになります。つまり、例えばページのスクロールに応じてイベントが発生するようにしていた場合は、スクロールした時点で1ページビューが追加されるため合計2ページビューになります(ページ閲覧1+イベント1=2)。
これを回避するには、「非インタラクションヒット」を「真」に変更することで回避できます。
参考:イベントの発生が直帰率に与える影響を調整する | できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260 | できるネット
https://dekiru.net/article/17990/
上記の点を参考に是非正確なサイトの効果計測をしてみてください。
ポール
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