Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)には「スマートターゲティング」という機能があることをご存知でしょうか?

正式リリースされたのは2024年の2月頃で、そこから少しずつ精度・機能のアップデートが継続されて行われています。

イメージとしてはGoogle広告の「最適化されたターゲティング」に類似した機能で、ターゲティング設定の範囲外にいるCV見込みの高いユーザーまで配信を自動拡張してくれるような機能になります。

2025年8月5日に追加のアップデートが発表されたので、資料を引用しつつ改めてスマートターゲティングの機能・仕組みをおさらいできればと思います。

スマートターゲティングの機能と仕組みについて

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【引用:LINEヤフー for Business 資料より】

スマートターゲティングは広告配信時の様々な情報を基に、コンバージョン(CV)に至る可能性が高いと判断されたユーザーを自動的に特定し、広告配信を最適化する機能。

例としてリターゲティングリスト上の30代・男性へ配信している場合、スマートターゲティングを活用すると、手動で設定したリストの範囲を超えてコンバージョンに至る可能性の高いユーザーにアプローチできるようになります。

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利用方法は広告グループの設定画面から「スマートターゲティング」をオンにするだけなのでとても簡単です。

最適化に利用される情報

スマートターゲティング活用時、最適化に利用される情報は下記のとおりです。

  1. ユーザー属性・行動に関する情報: LINEヤフーに蓄積された膨大なデータを活用し、ユーザーの年齢、性別、デバイス、オーディエンスリスト、サイトへの訪問履歴などを分析
  2. 配信情報: 過去の広告配信におけるインプレッション、クリック、コンバージョンといった実績データも最適化に利用
  3. 入稿情報: 広告の興味・関心カテゴリー、広告タイトル、クリエイティブ(バナー・LP)などの情報も考慮

これらの情報を元に、コンバージョンに至る可能性の高いユーザーをスコアリングして、配信対象を絞り込んでいくような仕組みとなっています。

ターゲット拡張の範囲について

手動で設定したターゲティング(年齢、性別、地域など)がある場合、その設定の範囲を超えて配信されることはありません。

オーディエンスリストを設定している場合は、オーディエンスリストの範囲を超えて配信されるようになります。

オーディエンスリストは最適化のヒントとして使用され、配信対象を絞り込むものではなくなるということです。

注意点としては「オーディエンスリスト」が設定されている広告グループでスマートターゲティングを利用した場合、オーディエンスリストには実績(広告の表示)が計測・表示されなくなるという仕様です。

オーディエンスリスト別に成果を詳細に確認したい場合は、スマートターゲティングを適用する広告グループを分けて検証したほうが良いでしょう。

学習期間と注意点

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スマートターゲティングを設定後、数日から14日程度の学習期間が必要です。

この期間中は、手動で設定したターゲティング範囲を超えて配信されることはありません。

スマートターゲティングは学習期間を経て最適化されるため、初期段階で大きな変更を加える際には注意が必要です。

アップデートの内容について

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【引用:LINEヤフー for Business 資料より】

具体的に今回のアップデートで変更されたのは、参照するオーディエンスリストのデータになります。

これまでは「サイト訪問ユーザー」と「アプリユーザー」のオーディエンスリストの情報のみを参照していました。

2025年8月5日以降は、全てのオーディエンスリストのデータを学習や配信により利用するような仕様改善を実施したとのことです。

キャンペーンに設定していないアカウント内のすべてのオーディエンスリストも参照されるようになるので、例えば既存の顧客リストの更新や、学習に不要なリストは削除するなどして整理をしたほうが良さそうですね。

まとめ

3rd Party Dataの規制が進み、有効なターゲティング設計が難しくなっている今、配信規模を効率的に拡大していく上では非常に有用な手段になるかと思います。

設定自体はとても簡単なので、仕組みや上記の注意点を理解しつつ、ぜひ1度検証されることをオススメします。